「また同じことで悩んでいる…」と感じることはありませんか?
人間関係、自己肯定感、パートナーとの衝突、仕事でのプレッシャー…。何度も同じような苦しみを味わっていると、「どうして私はいつもこうなるの?」と、自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、ちょっと視点を変えてみましょう。
もしかすると、その悩みの根っこは、幼少期のトラウマにあるかもしれません。
無意識のうちに繰り返してしまう「心のパターン」
私たちは、子どもの頃に身につけた「生き方のルール」によって、無意識に行動しています。
例えば…
・人に嫌われたくなくて、いつも「いい人」を演じてしまう
・自分の意見を言うのが怖くて、言いたいことを飲み込んでしまう
・頑張りすぎて疲れてしまうのに、「休むこと」に罪悪感を感じる
こんなパターンに心当たりはありませんか?
実はこれ、子どもの頃に作られた「心のクセ」なんです。
たとえば、幼い頃に親に厳しく叱られ、「ちゃんとしなければ愛されない」と思い込んだとします。すると、大人になっても「完璧にやらなければ価値がない」と無意識に思い込み、いつも頑張りすぎてしまう。
あるいは、小さい頃に親が忙しくて甘えられなかった経験があると、「私は一人でなんとかしなければならない」と思い込み、誰かに頼ることが苦手になってしまう…。
このように、幼少期の体験が私たちの「思考のクセ」や「行動パターン」となり、何度も似たような苦しみを引き寄せてしまうのです。
催眠療法でトラウマの根本にアプローチする
では、この繰り返される苦しみから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?
一つの方法として「催眠療法(ヒプノセラピー)」があります。
催眠療法というと、「意識を失うのでは?」とか、「操られるのでは?」と心配する人もいますが、実際はそうではありません。
催眠状態とは、リラックスして潜在意識にアクセスしやすくなっている状態。
この状態で、幼少期の記憶にアプローチし、過去の出来事を新しい視点で捉え直すことができます。
例えば、「幼い頃、親に認めてもらえなかった」という記憶を催眠療法で見つめ直すと、「親もまた不器用な人だった」「私を愛していたけれど、表現が下手だった」と気づくことがあるのです。
このように、過去の記憶の意味づけが変わると、「私は愛されていなかった」という思い込みが薄れ、自分をもっと肯定できるようになります。
「今の自分」を癒せるのは「過去の自分」
40代くらいになると、心の奥にしまい込んできた「本当の気持ち」に気づくことが増えます。
それは、人生の後半をより豊かにするために、「もうこのパターンを卒業していいんだよ」と、心が伝えようとしているサインなのかもしれません。
「過去の私」に寄り添い、「今の私」を癒すことで、繰り返し起こる苦しみから抜け出すことができます。
もし、「どうしていつもこうなるの?」と悩んでいるなら、ぜひ一度、自分の幼少期の記憶を振り返ってみてください。
そして、必要なら催眠療法などのサポートを借りることも考えてみてくださいね。
あなたが、あなた自身をもっと自由に、もっと幸せに生きられますように。
あなたはどんな思い込みを持っていると思いますか?
良かったら、教えてくださいね。