
私たちは日々、目の前の出来事に心を動かされながら生きています。楽しいことがあれば心は軽くななるでしょうし、悲しいことがあればズーンと沈み込んでしまいます。けれど、同じ状況にあっても、人によって感じ方や受け止め方が違うのはなぜでしょうか?
それは、私たちが見ている世界は、ただの外側の現実ではなく、自分の「思い」というフィルターを通して映し出された世界なのです。
心が変われば、世界が変わる
これは単なるポジティブ思考をすすめるものではありません。私たちは無意識のうちに「自分の思い」によって自分特有の世界を作っているということなのです。
例えば、同じ雨の日でも、「最悪だ、靴が濡れる」と思う人もいれば、「しっとり落ち着いて気分がいいな」と思う人もいます。天気そのものは変わらないのに、心の持ちようで見える世界が違ってくるのです。
また、誰かに冷たい言葉をかけられたとき、「傷ついた、なんてひどい」と思えば心は重くなります。でも、「この人も何か辛いことがあったのかもしれない」と思えば、少し違った気持ちで受け止めることができますよね。
「今ここ」の思いを整える
では、どうすれば私たちは自分の思いをより良い方向へと導くことができるのでしょうか?
仏教では「今ここ」に意識を向けることの大切さが説かれます。未来を不安に思ったり、過去の後悔に縛られたりするのではなく、「今、この瞬間、私はどうありたいか」に目を向けるのです。
もし心がザワザワしたときは、深呼吸をしてみましょう。そして、「今、自分はどんな思いで世界を見ているだろう?」と問いかけてみてください。ネガティブな思いに気づいたら、「この思いを少し違う角度から見たらどうだろう?」と視点を変えてみるのもいいでしょう。
思いの力を味方につける
人生は、自分の思い次第で変わります。だからこそ、「どんな世界を生きたいか」を意識し、日々の思いを整えていくことが大切なのです。
また、私たちの中にある抑圧した思いは現実をネガティブな出来事として繰り返し現れてくるようです。
例えば、「男性は信用できない」という体験があれば、日常で起こる出来事の中で「男性が信用できない」と感じさせる出来事にフォーカスして、意識のフィルターがそのように受け取ってしまうのです。
逆に、「私はラッキー」と思っている人は日常に起こる出来事の中で「ラッキー」と感じさせるでき後を見つけ出すことが上手です。
いつも、毎回、必ず、絶対、、、そんな言葉をあなたが繰り返し発しているようでしたら、自分の内面を探求してみても良いかもしれません。
「あなたの思いが、あなたの世界を作ります。」
そして、その答えや解決の糸口は意識の深い領域にあるのです。
もし、どうしても抜け出せない。何度も繰り返している出来事や感情があるとしたら、潜在意識にダイレクトに働きかけるヒプノセラピー(催眠療法)があなたのお役に立つかもしれません。
その思いが発生した根本原因を癒すことによって、不思議と感じてくる世界が変わってくるようですピン!ときた人はぜひ試されてみてくださいね。