【パンチャカルマ 2日目】
今年のケララは異常気象らしく、とても過ごしやすい気候です。
センターの中には自然も多いのでクーラーなしで過ごせます。今日はパンチャカルマについてお伝えしますね。
パンチャカルマはアーユルヴェーダの浄化法で、健康維持、病気予防、強壮(若返り、老化遅延)、疾病の治療などを目的に行われます。
私たちの身体には多くの管が通っています。
この管の働きが悪くなったり、閉塞を起こすと体の各組織に必要な物質を届けたり、老廃物を排出することがうまくできなくなり、体の不調へとつながると考えられています。
浄化療法はこの管の浄化を促し、必要な物質の運搬ができるように管を若返らせるのです。
パンチャカルマには
●前処置 (プルーヴァカルマ)、●本処置(プラダーナカルマ)●後処置(バシュチャートカルマ)と3つの段階があります。
●前処置
デドックスの身体の準備
体質、体調に合わせてドクターがオイルの内容、施術方針を決めます。
① スネーハナ (油剤法)
オイルを体にしみこませ、オイルに溶けやすい体のアーマ(未消化物)を柔らかくして、組織から引き離し、体内の流れを良くします。
・アヴィアンガ(オイルマッサージ)、シローダーラ、シローバスティ
ピジチリ、マルマ
② スヴェーダナ (発汗法)
油剤法で排出されやすくなったアーマ(未消化物)とオイルを汗とともに排出させます。
・ハーバルバス、スチームバス、ハーブボール
●本処置(プラダーナカルマ)
パンチャカルマとは5つ(パンチャ)カルマ(方法)という意味で代表的な5つの浄化法があります。
1. 催吐法(ヴァアナ)
2. 下剤法 (ヴィレーチャナ)
3. 浣腸法 (バスティ)
4. 点鼻法(ナスヤ)
5. 瀉血法(ラクタモクシャナ)
●後処置(バシュチャートカルマ)
治療期間と同じくらいの期間、環境を整え、維持するために行います。
・食事法、投薬法、 など
パンチャカルマには21日間必要ですが、クリニックによっては14日からも可能なところもあるようです。
今日は午前中はPRADESHIKA ELAKIZHI (オイルとハーブボールによる施術)
午後はシロダーラのセッションです。
シロダーラの後1時間ほど頭は洗わずにオイルはそのまま。
施術後は頭がぼーっとして思考が働きにくくなりますが、洗髪をするとスッキリします。
また、散歩やヨガをするとだるさも軽減されるようです。
21日間でどんな変化があるのか楽しみです。