2015年1月号の日経サイエンスは瞑想特集でした。
今日は慈悲の瞑想をご紹介します。
慈悲の心を持つことはすべてのものの解決につながります。
日経サイエンス2015年01月号/日本経済新聞出版社
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瞑想が脳に影響を与え、ストレス症状などによいことはよく知られています。
ここにストレスをケアする側の人にも朗報が記載されていました。
『慈悲の瞑想)を数千時間実践してきた人たちは、共感反応と情動反応に関係する
脳の領域が活性化していたそうです。
これは、感情に押しつぶされずに他者の感情を共有する能力が高いという表しているそう。
共感する力はとても素晴らしいのですが、時として相手の苦しみを自分の苦しみとして
引き受けてしまったり、相手のネガティブな感情を聴いてそこに同調してしまう
というようなことが起こります。
私自身、セラピーをした後にどっと疲れて寝込んでしまうということが
以前はよくありました。
こういうようなことをセラピストの中では「気を受ける」などとも言って、
そのためにバウンダリーを張り(心理的に境界線を引く)防御のための儀式をすること
もあります。
それでも無意識レベルや、エネルギーレベルで影響を受けてしまうこともあります。
それを実質的な脳のレベルでそれを防御していくことが慈悲の瞑想で可能になるようです。